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2014年4月30日水曜日

数学的読解力

偉大なる先輩が急逝してしまった・・・。
出会いは、大学の研究室。宇宙線物理学研究室。
30年前である。

先輩は、教育界において算数の指導を極めた。
縁あって、全国大会で授業した際の助言者である。
もしかしたら勝手でて下さったのかもしれない。

当時の私は問題場面を子供たちに黒板上で図示させ、
数量の行方を矢印を使って表現させるヴィジュアル算数を手法としていた。
式として抽象化するのは授業の中盤以降であった。
それを「その式の解法がどのようであったか別の子供に図示させるのはどうか」と
先輩は助言してくださった。
『私の考えを式で表すとこうなります。どうやって解いたかわかりますか?』
「わかる!私がそれを図に描いて説明します」
こういう授業になった。
画期的だった。
ご教授いただいた手法は「数学的読解力」ということだった。
その授業場面である。
 


























ご冥福をお祈り申し上げます。

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