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2014年4月30日水曜日

数学的読解力

偉大なる先輩が急逝してしまった・・・。
出会いは、大学の研究室。宇宙線物理学研究室。
30年前である。

先輩は、教育界において算数の指導を極めた。
縁あって、全国大会で授業した際の助言者である。
もしかしたら勝手でて下さったのかもしれない。

当時の私は問題場面を子供たちに黒板上で図示させ、
数量の行方を矢印を使って表現させるヴィジュアル算数を手法としていた。
式として抽象化するのは授業の中盤以降であった。
それを「その式の解法がどのようであったか別の子供に図示させるのはどうか」と
先輩は助言してくださった。
『私の考えを式で表すとこうなります。どうやって解いたかわかりますか?』
「わかる!私がそれを図に描いて説明します」
こういう授業になった。
画期的だった。
ご教授いただいた手法は「数学的読解力」ということだった。
その授業場面である。
 


























ご冥福をお祈り申し上げます。

2014年4月28日月曜日

エジプト


「まさか、これでピラミッドだ!って言うんじゃないでしょうね」
『うっ・・・!』

2014年4月25日金曜日

台所にあるやつ

『昨日、21km走っている最中に撮影したものだ』
「21km!時間の無駄ですね」
『やっぱりそう思う?・・・』

「で、この花の名前、自信ないんでしょう~?」
『うっ・・・!  だ、台所にあるやつだ、よ、ね?』
「ゴマではありませんよ~」
『そ、そのくらいは、わかるぞ』
「じゃあ、なんです?」
『し、白い粉になるやつだ』
「まさか小麦って思ってるんじゃ?」
『か、カタクリかな?』

「ちょっと近寄りすぎましたね~、ピンぼけっすよ」
『ま、まあな・・・』





2014年4月23日水曜日


盛岡も満開。
これは私が一番気に入っている桜のトンネル。



2014年4月20日日曜日

自販機

『20キロランニングの途中でのことだ』
「どうせ、また自販機でしょ」
『そ、そう・・・だ・・・』
「ああ、やれやれ」

『今度こそトリコロールの並びの自販機を見つけたのだ』
「で?」
『ところが、ここでの飲食を禁ずると表示してあるのだ』
「お~・・・なかなか手強い自販機っすね」
『ゴミ箱もしっかりあるのに、飲めないのだ』
「で、どうしました?」
『買って、飲んだよ』
「な~んだ、全然おもしろくないっす」
『ま、まあな・・・』

2014年4月16日水曜日

出張

明日は出張である。

『出張は、厳しい仕事なのだ』
「初めて聞きました」
『そ、そうかな・・・』
「お土産、期待してますよ」
『えっ?』
「まさか、買ってこないんじゃないでしょうね!」
『ど、どうしよ?・・・』

2014年4月11日金曜日

クリーンアップ

「野球の話っすか?」
『いいや、清掃活動だ』
「最初からそう言えばいいのに」
『・・・』

今朝、科学館前の中央公園の清掃活動を行った。

「あれっ?」
『な、なんだ!』
「やけに小さいゴミ袋ですねぇ~」
『そ、そうかな・・・』
「やる気の程を表していますよ」
『そ、そうかな・・・』
「私のは90リットルですよ」
『ふっ・・・私のは500だ!』
「単位は?」
『ミリリットル・・・』
「ちっちゃ!」
『市民はマナーが良いので、この大きさで十分なのだ』


かくして最初からきれいだった公園は、さらにきれいになった。

2014年4月7日月曜日

トリコロール

「これ、何すか?」
『ふ、フランスの自販機なのだ・・・』
「ちょ・・・っと順番、違うっすね・・・」
『・・・』

2014年4月4日金曜日

ブッブーッ!

「あっ!土日休みにしてるっす」
『ブッブーッ!土曜は10時まで仕事よ』
「休みとなんら変わりませんね」
『ウッ・・・!』

「春スキー?」
『ブッブーッ!
「じゃあ、なんです?」
『聞きたい?』
「いえ、別に・・・」
『お願いですから聞いてください』
「ああ、やれやれ」

『東京に行くのだ』
「遊びだ・・・(ヒソヒソ)」
<遊びですね・・・(ヒソヒソ)>
【遊びだな・・・(ヒソヒソ)】
「ずるい・・・(ヒソヒソ)」

『なんか言った?』
いいえ

『結婚式なのだ』
「そ、その歳でですか・・・???」
『ブッブーッ!』
「ああ、やれやれ・・・」
『・・・』