年の瀬

『今日２８日で、年内の開館は終了である』
「あれっ？明日は日曜ですけど・・・」
『えっ？やるの？』
「やらないんですか？」
『じゃあ、やろう！』

＜ええぇー！もう予定たてていますよ！！！＞
（無理です。いくら日曜って言っても２９日ですよ！）
『お店は、営業しているじゃないか』
「そう言われれば！」
『お客様あっての科学館である』
＜じゃあ、２人でやってください＞
「・・・」
『・・・』

そういうわけで、２９日から３日まで、お休みである。
４日はナイトミュージアム
２０１４年初日、いきなり夜まで開館する！

バイパス

『新しいバイパスが完成したようだ』
「それがどうかしましたか？」
『走ってみる必要がある』
「まさか仕事中に走りに行くんじゃないでしょうね！」
『うっ！・・・ご、五時半から・・・』
「歩道、あるんですかね？」
『し、知らない・・・』

デビュー

『ついにボードデビューしたのだ』

「出来たんですか？」

『出来たとは言えない・・・』

「じゃあ、出来なかったんですか？」

『出来なかったわけでもない・・・』

「はっ？」

『リフトも乗ったし、ゴンドラコースも滑ったのだ』

「お～！」

『木の葉落とし大会なのだ』

「枯れ葉落としっすね～♪」

『まだ、そんな歳じゃなーいっ！』

チェックイン

午前１１時

『さ～て、いくぞ！』
「ど、どこに行くんですか？」
『忘年会だ！』
「仕事は終わったんですか？」
『私の仕事に、終わりはない！』
「単に、仕事、遅いだけっすね」
『うっ！・・・』
「それにチェックイン１５時からっすよ」
『うっ！・・・』

おみやげ

「マラソン、お疲れ様でしたぁ～！♪」
『ないよ・・・』
「えっ？・・・た、楽しみにしていたのに・・・」
『だって、クラウン・メロンなんだよ』
「く、黒塗りっすか？」
『車じゃないんだから・・・』

「おやっ？ギリシアのクッキーですね♪」
＜静岡県に行ったんじゃないんですか？＞
『実は、アテネマラソンに行ってきたのだ！』
「新幹線でですか？」
『うっ！』

「今日から東京出張ですね～♪」
『あ、い、いや・・・仕事だからね・・・』

朝の雲

「これ、何すか？」

『モーニンググローリーだ！』
「・・・」

４

「あれっ？」
『なぁ～に？』
「土日、休みっすか？」
『ば、バレたか』
「この寒いのに、まさか・・・」
『まさかの・・・』
「マラソン？」
『ピンポーン♪』
「ヒマっすねぇ～」
『・・・』

「あれっ？」
『ギクッ』
「４連休っすね」
『ば、バレたか』
「いいんですか？」
『ど、どう思う？』
「ヒマっすねぇ～」
『やっぱり、そう思う？』

『静岡県袋井市クイーンメロンマラソンだ』

「メ、メロン！」　ヒソヒソ・・・
（美味しそうですねぇ）　ヒソヒソ・・・
＜おみやげ、期待できそうですね＞　ヒソヒソ・・・
「まさか、うちのマネジャーに限ってそんなことあり得ない」　ヒソヒソ・・・
『ん？なんか言った？』
「いいえ！いってらっしゃ～い」
（帰ってこなくてイイよ～）
『・・・』

科学・技術の結晶

『スキーやボードも、科学・技術の結晶なのだ』
「腕前は？」
『血と汗と涙の結晶なのだ』
「臭そう～」
『・・・』